ヘアケアの不都合な真実
公開日:2018.7.30 最終更新日:2019.03.29
まずはじめに、髪の毛は死滅細胞です。
毛根の深い部分は 細胞分裂が起きている生きた細胞
頭皮から生えて来た時には死滅細胞となっています。
何のために?存在するのか。
それは頭を保護するためです。
皮膚や爪も髪の毛のように保護するために存在します。
頭はとても大切です。紫外線や衝撃から保護するために存在します。
そして空洞のあるメデュラには保温機能があったのでは?と考えられています。
傷んだ髪の毛は元どおりになりません。
髪の毛は死滅細胞なので修復能力はありません。
生きている細胞はケガをすると修復しますが髪の毛はケガ(ダメージ)をするともう元には戻れません。
ダメージは蓄積されていくのです。
物質的要因や科学的要因を蓄積していき、毛髪内部にダメージホールができたりキューティクルがはがれたりします。
そして、臨界点に達すると枝毛になったりポーラス毛になってしまいもう綺麗な髪の状態になることは不可能になります。
髪の毛を元に戻したいという例えをするなら、
という感じで、生卵をゆで卵にしてゆで卵を生卵に戻す。と似たことを想像します。
しかし、なんと生卵に戻す方法があるようです!
毛髪の死滅細胞とは違いますが、ゆで卵が生卵に戻るように科学の発見で毛髪も元に戻る時代が来るかも?
ただし、今の時代では修復は不可能と考えています。
一番大切なのはキューティクルを守ること!
キューティクルは外部の刺激から毛髪内部を守り、髪につやを与えています。
根もとから毛先に向かってウロコ状(紋理)に重なり合い、1枚の細胞は非常に薄く、通常6~8枚が密着した層をなしています。
健康な髪は、紋理が規則的に整った波状をしていますが、傷んだ髪は乱れています。
主成分は、イオウ含有量の多いケラチン(硬質タンパク質)で、色は無色透明。
硬い反面、もろくて摩擦に弱いため、無理なブラッシングや乱暴なシャンプーによって傷ついたり、はがれやすくなったりします。
ヘアアイロンではキューティクルが溶けることも。さらに傷んでキューティクルのほとんどがはがれてしまうと、内部のタンパク質が流出し切れ毛や枝毛の発生しやすい状態に。
特にパーマ、カラーでは化学反応を利用するので科学的なダメージが生まれます。
こんなに多くのダメージの要因から守らないといけません。
上記であったようにダメージは蓄積されていくので臨界点をこえないようにするのがプロの目利きと言えるのかもしれません。